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コンテンツマーケティングのやり方とは?コンテンツの種類や実践方法を詳しく紹介!

コンテンツ

はじめに:コンテンツマーケティングのやり方とは?

コンテンツマーケティングという言葉は聞いたことがあるけどどういう施策をやるんだろう?

コンテンツマーケティングをやるべきだ、というけどどんなメリットがあるんだろう?

webマーケティングに関連する仕事をされている人であれば一度は持つ疑問かと思います。

この記事では、コンテンツマーケティングの効果や具体的なやり方について紹介します。

  • コンテンツマーケティングとは何か
  • コンテンツマーケティングのメリット・デメリット
  • 気をつけるべきポイント

これらの点を押さえてコンテンツマーケティングを自分でも実践できるようにしていきましょう。

コンテンツマーケティングとは

メディアがつながる様子

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することで興味を惹きつけ、最終的に商品やサービスの購入につなげる手法を指します。

ここでいうコンテンツとは、自社の商品やサービスに関連しており、かつ読者が有益と感じるような情報を指します。

コンテンツはブログ、SNS、動画、メルマガなどの形で発信され、ユーザーのファン化を促進させる狙いがあります。

例えば、

最近肌の調子が悪い…スキンケアの方法について知りたい!

このような悩みを持ったユーザーがGoogleでスキンケアの方法について調べたとします。

その結果、最新のスキンケア方法や気をつけるべきポイントについてわかりやすくまとめられたサイトを見つけ、悩みを解消させることができました。

このサイトの情報は役に立つ、他の記事も見てみよう!

このユーザーはサイトの内容に魅力を感じ、多くのコンテンツに触れていきます。

そして、いずれスキンケアのために新しい化粧品を買おうと考えた時に

あのサイトは信頼できるからそこで紹介されていた化粧品を買おう!

このように考え、最終的に同じサイトから商品を購入します。

これは化粧品会社がコンテンツマーケティングを行った場合の例であり、まずユーザーの悩みを解決するような情報を提供し、ファンになってもらうことで最終的に自社の商品購入を促すことが可能になります。

コンテンツマーケティング流行の背景

横断歩道を歩く人々

インターネットで検索すると、前述した例のようなメーカーによる商品に関連するお悩み解決の記事を見ることができます。

事実として、Ginzamarkets社の調査によるとコンテンツマーケティングを実施している企業は全体の54%、活用を検討している企業は42%と注目が集まっていることがわかります。(参照:Ginzamarkets社

なぜこのようなコンテンツマーケティングの手法が流行しているのでしょうか?

ここでは主な理由を3つ紹介します。

理由1:売り込み型マーケティングの限界

理由の1つ目は従来のマーケティング手法が通用しにくくなったためです。

かつてはテレビCMや雑誌の広告、バナー広告やメルマガなどによって企業が伝えたい情報を一方的に届ける売り込み型マーケティングの手法が一般的でした。

情報源が限られていた時代では上記のように広告の量を増やして企業が伝えたいことをいかに届けるか、という点が重視されていましたが、今は状況が異なります。

CMは見たいと思わないしすぐスキップしてしまう…

バナー広告やポップアップは邪魔なので消してしまう…

メルマガが届きすぎてほとんど読まない…

このような経験がある方は少なくないでしょう。

ユーザーは大量に届けられる情報や広告に疲れてしまい、従来の売り込み型による情報発信には興味を示さなくなってしまいます。

そこで、まずはユーザーに興味を持ってもらえるような情報を提供しようというコンテンツマーケティングに注目が集まっているのです。

理由2:Googleの評価が質重視に変化

2つ目の理由はGoogleがサイトの表示順位を決定する評価軸を変えているためです。

幾度かの検索エンジンのアップデートを経て、

  • 意図的な外部リンクが貼られているサイト
  • ユーザーの検索意図を満たさない低品質なサイト

このようなサイトにはペナルティを与え、表示順位を下げる、あるいはそもそも表示されなくするといった仕様に現在では変わっています。

その代わりに重視されている評価軸が「ユーザーにとって有益なコンテンツか?」という質重視のものです。

コンテンツマーケティングの考え方で作られたユーザーに興味を持ってもらえる、かつ検索意図を満足させる内容はサイトの上位表示のためにも重要視される要素となっています。

理由3:ユーザーの消費行動の変化

コンテンツマーケティングが注目を集める最後の理由は、ユーザーの消費行動が変化し、自ら情報収集する形をとっているためです。

新しいソファが欲しい…ネットで一人暮らしにおすすめのソファを調べよう!

このように、商品を購入する前にネットで情報収集するというのは当たり前の行動になってきています。

このように購入前に情報収集をするという消費行動はZMOT(Zero Moment of Truth)と呼ばれ、ネットの利用が浸透した現代ならではのものと言えます。

ユーザーが自ら情報を取りにいく現代では、バナー広告などの費用対効果も悪化してしまいます。

理由としては一方的な広告ではなく、自分で収集した情報をもとに購入の決断をするユーザーが増えているためです。

ユーザーの消費行動については従来より多くの法則が打ち立てられているため、次の章で簡単に紹介します。

ユーザーの消費行動に関する法則

ショッピングをする女性

従来のテレビCM、新聞、雑誌などのマスメディア広告から現代のコンテンツマーケティングの時代にかけて消費者の行動は大きく変わっています。

それぞれの時代の消費行動をわかりやすく表した法則について紹介します。

法則1:マスメディア時代のAIDMA

  • Attention(注意):注意を引かれる
  • Interest(興味):興味を持ち、類似商品と吟味する
  • Desire(欲求):商品(サービス)が必要だと考える
  • Memory(記憶):店舗で購入するまで覚えている
  • Action(購買):商品(サービス)を購入する

マスメディア時代の消費者行動を表したものが上記のAIDMA(アイドマ)の法則です。

消費者の注意を引くために広告の量を重視しており、さらに店頭で買ってもらうために覚えていてもらう必要もあるという点が特徴です。

法則2:インターネット時代のAISAS

  • Attention(注意):注意を引かれる
  • Interest(興味):興味を持ち、類似商品と吟味する
  • Search(検索):商品について調べる
  • Action(購買):商品(サービス)を購入する
  • Share(共有):購入後に情報共有する

インターネットの利用が広がった後の消費行動を表したものがAISAS(アイサス)の法則です。

ユーザーが自ら調べるSearch、購入後にSNSなどでクチコミを共有するという部分が追加されています。

また、ECサイトの利用拡大により店頭に行くまで覚えておく必要がなくなり、Memoryが除外されている点も注目です。

法則3:ソーシャルメディア時代のAISCEAS

  • Attention(注意):注意を引かれる
  • Interest(興味):興味を持つ
  • Search(検索):商品について調べる
  • Comparison(比較):類似商品と比較する
  • Examination(検討):商品購入を検討する
  • Action(購買):商品(サービス)を購入する
  • Share(共有):購入後に情報共有する

TwitterやFacebook、InstagramのようなSNSの利用が広まった時代の消費者行動はAISCEAS(アイシーズ)の法則で表されます。

前述したAISASにComparison(比較)とExamination(検討)が加わり、より慎重に吟味している消費者の様子が伺えます。

SNSやクチコミサイトなど商品の比較検討に役立つ材料が増え、企業側としてもなるべく自社商品に関するポジティブなクチコミを増やすための施策を考える必要が出てきました。

法則4:コンテンツマーケティング時代のDECAX

  • Discovery(発見):コンテンツを発見する
  • Engage(関係構築):複数のコンテンツに触れて企業やメディアと関係を持つ
  • Check(確認):コンテンツに関する商品について確認する
  • Action(行動):商品(サービス)を購入する
  • Experience(体験):商品や体験について共有する

コンテンツマーケティングの時代を反映した消費者行動はDECAX(デキャックス)の法則と呼ばれます。

最初の段階がユーザーがネット検索やSNSなどでコンテンツに触れるDiscovery(発見)であることが従来の広告によって注意を引く部分と異なっています。

さらに、有益なコンテンツによってファンになってもらう過程であるEngageもコンテンツマーケティングの施策に沿ったものです。

自らコンテンツを発見、関係構築し信頼できるか確認するという風に全体としてユーザー自身の意思で行動が決定されているのが特徴のモデルです。

コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違い

SEO施策

コンテンツマーケティングと類似した考え方としてコンテンツSEOがあります。

いずれも見込客をターゲットとしており、ブログなどのコンテンツを提供する点は共通していますが、

  • 施策を行う目的
  • 施策に用いる媒体

これらの点で若干異なっています。

コンテンツSEOはユーザーにとって有益なコンテンツを提供することでサイトの上位表示を目指しており、目的はサイトの流入増に置かれています。

対してコンテンツマーケティングはコンテンツ提供によってユーザーがファンになり、商品購入までつなげることを目指しており、目的は関係構築や購入に置かれています。

そういった意味で、コンテンツマーケティングは広範囲なユーザーの行動に施策を考える必要があり、コンテンツSEOはその中の施策の一つであると考えられます。

広がるメディアの様子

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングは扱う媒体においても異なっています。

SEOではサイトの上位表示を目指すため、あくまで利用する媒体はブログのようなwebサイトのみとなります。

しかし、コンテンツとはブログだけでなくSNSや動画、メルマガなどの媒体も含まれます。

コンテンツマーケティングではそういった複数の媒体を活用してユーザーとの関係構築を目指していくという点でも異なっています。

コンテンツマーケティングのメリット・デメリット

コンテンツマーケティングが流行っているのはわかったけど、そんなにうまくいくの?

仕組みが分かっても施策を実施するべきかどうかはそれぞれの会社や個人の状況によって別れてきます。

実際にコンテンツマーケティングの手法を紹介する前に、本当に実施するべきかメリット・デメリットを見ていきましょう。

コンテンツマーケティングのメリット1:コンテンツが資産になる

1つ目のメリットはコンテンツは積み重ねることで資産になるという点です。

リスティング広告は広告料を支払うことですぐに上位表示させることができますが、掲載期間が終了すればまた元に戻ってしまいます。

しかし、コンテンツマーケティングによって上位表示されたサイトはGoogleからの評価によって上位に表示されるため、中長期的に流入を増やすことができます。

コンテンツマーケティングのメリット2:低コストで始められる

低コストで始められるのもコンテンツマーケティングの強みです。

ブログなどで発信する情報は自社に関するもののため、自社の情報やノウハウをベースにすればコストをあまりかけずに始めることができます。

記事制作を外部委託する場合の費用やサイト運営のためのサーバー費用などは必要ですが、広告の出稿料と比べればコストは軽めと捉えられています。

コンテンツマーケティングのメリット3:SNSと相性が良い

SNSのアイコン

3つ目のメリットはSNSとの相性が良いという点です。

ブログ記事であればURLを添付するだけで良いため、記事の内容が役に立つと思ってもらえれば自然に拡散してもらえます。

また、TwitterやFacebookで自社アカウントを運営して情報発信することもでき、その投稿をリツイートしてもらえれば自然な集客につながります。

SNSアカウントに関してはユーザー側からコメントすることも可能なため、直接コミュニケーションを取ることが出来るのもメリットになるでしょう。

コンテンツマーケティングのメリット4:ブランディング効果

有益なコンテンツを発信することで専門家として見られるというブランディング効果があることもコンテンツマーケティングのメリットです。

例えば、ある化粧品会社◯△が化粧品の成分や美容系のお悩み解決などの情報を発信していれば、

このサイトの記事は本当に役に立つ!サイト名になってる◯△っていう会社も信頼できるブランドなんだ!

このようにユーザーから名前によって好意的に見られるようになり、その業界のリーダー的存在として捉えてもらうことができます。

さらに、前述したSNSも活用してユーザーと丁寧にコミュニケーションを取っていれば

◯△は対応も丁寧で好感が持てる…次は◯△の商品を買おう!

このようにロイヤルティ(信頼や愛着心)を高めて、ファンが増えていきます。

コンテンツマーケティングのメリット5:顧客接点の広がり

コンテンツマーケティング最後のメリットは、幅広い顧客と接点を持つことができるという点です。

テレビCMや看板は場所や時間が限られてしまいますが、オンラインのコンテンツであれば全世界の人に届けることができます。

また、お悩み解決記事などであればまだ商品が欲しいとまでは考えていない潜在顧客も見てくれることになり、広告よりもリーチが広がると考えられます。

  • 興味がないマス層:お悩み解決記事などによりコンテンツを発見させる
  • 興味を持った潜在層:関連コンテンツでニーズを持たせる
  • 比較検討中の顕在層:比較・検討に使える記事により自社商品に決定させる

さらに、上記のように検討段階の違う層それぞれに対してターゲットを設定して情報発信することもできるため、集客率や成約率を高める効果も期待できます。

コンテンツマーケティングのデメリット1:時間と手間がかかる

PCを前に考え込む女性

コンテンツマーケティングの実施にあたってはデメリットもいくつか考えられます。

1つ目は運営にあたって時間と手間がかかるという点です。

  • ユーザーにとって有益なコンテンツなのか
  • ターゲットは細かく設定されているのか
  • メディア(ブログやSNSなど)は適切なものを選べているのか

これらの点を考えながらコンテンツを制作するにはかなり工数がかかってしまいます。

また、ブログ運営をしているのであればサイトがGoogleから評価を得るのにも時間がかかるため、良いコンテンツを発信してもいきなり上位表示される訳ではありません。

コンテンツ制作を社内で実施するのは難しい…クラウドソーシングにしよう!

このように作業の一部を外部に委託する方法もありますが、代わりにお金がかかってしまうため全ての場合に通用するとは限りません。

コンテンツマーケティングのデメリット2:即効性がない

1つ目のデメリットとも関連しますが、即効性がないというのも実施にあたって考える必要があるポイントです。

  • ブログ記事:Googleに評価されて上位表示されるまで時間がかかる
  • SNSでの投稿:認知されて自然に拡散されるまで時間がかかる

上記のように、良いコンテンツであっても効果が出るまでは時間がかかってしまうため即効性は期待できません。

リスティング広告などであれば出稿すればすぐに上位表示することができるため、

このコンテンツをすぐにユーザーに届けたい!

という時はweb広告を優先すべきでしょう。

コンテンツマーケティングのデメリット3:成果が見えにくい

コンテンツマーケティングの最後のデメリットは成果が見えにくいという点です。

コンテンツマーケティングでは様々なコンテンツを通してユーザーにファンになってもらい、その結果として購入やサービス登録につなげることを目指しています。

そのため、最終的に購入につながったユーザーが確認できたとしても、複数ある内のどのコンテンツから購入を決断したのかがわかりにくくなってしまいます。

効果測定はwebマーケティングにおいて重要なステップの一つですが、正確に測定できなければコンテンツの改善も難しくなってしまいます。

コンテンツマーケティングの実践方法

ステップ

ここからは実際にコンテンツマーケティングを実践する方法について紹介します。

通常のwebマーケティングと同様の手法になりますが、中心となるコンテンツ設計・制作の部分は特に時間をかけて行っていきましょう。

実践方法1:目標設定

まずはコンテンツマーケティングを通して達成したい目標について考えてみましょう。

施策において最終的に達成したい目標をコンバージョンと呼び、商品購入・問い合わせ・資料請求などが置かれていることが多いものとなります。

下記の例のように購入までのプロセスに沿って目標を設定していくと良いでしょう。

  • 認知:サイト訪問者を〇%UP
  • 興味:商品紹介ページでPV数〇件
  • 検討:ホワイトペーパーのダウンロード数〇件
  • 購入:売り上げ〇%UP

目標設定と同時に社内リソースも確認しておくと良いでしょう。

予算や時間に合わせてプロデューサーやデザイナーといった人的リソースについても準備を整えておく必要があります。

実践方法2:ターゲットの設定

今回の試作で誰に届けたいのか、具体的なターゲットを設定しましょう。

ターゲット設定においては、商品へのニーズを持っていそうな人物像について以下のような情報を明確にしたペルソナを考えていきます。

  • 性別
  • 年齢
  • 職種
  • 居住地
  • ライフスタイル
  • 考え方
  • 悩み

ペルソナの設計によって特定の一人まで思い浮かべられるようにイメージを広げ、その架空の人物は何に興味を持つのか、何に困っているのかを考えてみましょう。

個人が抱える悩みや興味を想定できればそれに対するメッセージやアプローチの方法まで見えてきます。

具体的なアプローチ方法としては動画、記事、あるいはPDF資料などが考えられ、ペルソナによって適したメディアも選定することができるようになります。

実践方法3:コンテンツ作成

会議する様子

ユーザーニーズがわかったところで具体的なコンテンツ作成に入ります。

認知→興味→検討→購入→継続→応援

ユーザーが商品を知ってから実際に購入に至るまでの道筋をカスタマージャーニーマップと呼び上記の6段階に分けられます。

コンテンツ作成にあたってはそれぞれの段階で打つべき施策を考えます。

コンテンツ作成1:認知段階での施策

まずは商品(サービス)あるいは会社について知ってもらうためにユーザーに役立つコンテンツを提供します。

具体的にはブログ記事をSEO施策によって上位表示させる、SNS運用で接点を作るなどの手法があります。

コンテンツを多くの人に見てもらい、ユーザーの潜在的なニーズや悩みについて気づいてもらうことを目指しましょう。

コンテンツ作成2:興味段階での施策

次の段階では商品やサービスに対する興味を持たせるためにユーザーに対してさらに情報提供をしていきます。

具体的には

  • サイトに流入してきたユーザーが他の記事も読みたくなるように導線を設定する
  • 動画やウェビナーなど他のコンテンツに触れてもらう
  • 商品詳細をまとめたホワイトペーパーをダウンロードしてもらう

などの施策が考えられます。

これらの情報提供を通して顧客のニーズが潜在的なものから顕在的なものとなるよう育成します。

コンテンツ作成3:検討段階での施策

計画を練る男性

商品やサービスの購入を検討している層のユーザーに対しては、類似商品との比較に役立つような情報を提供していきます。

具体的には

  • ホワイトペーパーに類似商品との比較も含める
  • メールマガジンで他社比較や実際のユーザーの声を届ける
  • ウェビナーに招待してユーザーの成功事例を伝える
  • 無料サンプルによって擬似体験させる

このような方法で自社商品の優位性を伝えたり、購入の判断を助けるような情報提供を行います。

コンテンツ作成4:購入段階での施策

十分に比較検討を終えたユーザーに購入への最後の一押しとなる施策を考えます。

  • メルマガで継続的にコンタクトを取る
  • 期間限定のオファーを提供する
  • 購入までスムーズに運ぶようページ設計を工夫する

最後の購入でつまづかないようなアプローチを考えていきましょう。

コンテンツ作成5:継続段階での施策

購入してくれたユーザーに対してはそれで終了ではなく、リピーターになってもらうような施策を考えていきましょう。

  • 購入してくれたユーザー限定のウェビナーに招待する
  • 購入したものより上位商品を紹介する(アップセル)
  • 購入したものの関連商品を紹介する(クロスセル)

商品やサービスに満足したユーザーがファン化するようなコンテンツを提供していきます。

コンテンツ作成6:応援段階での施策

商品やサービスに愛着を持ち、会社のファンとなったユーザーはそれを応援することでさらに他のユーザーを巻き込んでくれるようになります。

  • 継続顧客に限定したメルマガを送付する
  • 商品へのこだわり、スタッフの声など会社への愛着を持ってもらえるような情報を提供する

これらのコンテンツでユーザーのロイヤルティを高め、友人知人にも広めてもらえるような状態を目指します。

コンテンツマップの作成

カスタマージャーニーの設定に合わせて取り組みたいのがコンテンツマップの作成です。

コンテンツマップとはサイトのコンテンツ構成を可視化したもので、以下は化粧品会社のサイトを例にしたものです。

カスタマージャーニーに沿って打ち出すことを決定したコンテンツを抜け漏れがないようサイト構成として落とし込んでいきます。

実践方法4:効果測定

コンテンツを作成して発信した後は効果測定も欠かせません。

初めに立てた目標をどれだけ達成できているのか、その要因はどこにあるのかを数値によって分析していきます。

  • 認知度合いを測る指標:流入数、キーワードごとの表示順位、滞在時間
  • 検討度合いを測る指標:滞在時間、離脱率、資料ダウンロード数

施策の目的が認知度向上なのか、購入確度向上なのかによって上記のように見るべき指標は変わっています。

  • ブログ記事:検索順位、PV数、CTR(クリック率)、CVR(成約率)
  • 広告:CPA(獲得単価)、CTR、CVR
  • メルマガ:開封率、CTR(メール内リンクのクリック率)、CVR

あるいは、使用するメディアによっても上記のように指標は異なってきます。

今回の施策は何を目的にしていたんだっけ…?

この施策はどのメディアに注力していたんだっけ…?

このような疑問で行き詰まらないようにしつつ、状況に合わせた指標を測定できるようにしましょう。

コンテンツの種類

クラウドでつながる様子

webマーケティング施策やコンテンツ作成の手順がわかったところで、具体的に発信していくコンテンツの種類を見ていきましょう。

オンラインで発信されるコンテンツだけでも様々な種類があり、それぞれにメリットやデメリットが考えられます。

コンテンツの種類1:ブログ

1つ目のコンテンツはブログ記事です。

ユーザーの悩みを解決する役に立つ情報を発信し、そこから自社の商品やサービスの購入につなげます。

まだ商品を知らないユーザーにはまずお悩み解決記事で商品を知ってもらう、検討段階のユーザーには事例紹介の記事で購入の判断に役立ててもらうなど目的に合わせて内容を柔軟に変えることができます。

記事を作成する場合は

  • 主張→根拠→具体例という文章構造を整える
  • 過剰な情報や広告は避ける
  • 冗長な文章にしない

上記のようなライティングにも気を配りましょう。

また、ブログ運営にあたっては検索上位表示のためにSEO対策も必要となる点を忘れてはいけません。

Googleに評価されるコンテンツを作るために社内のリソースは十分なのか確認しておく必要があります。

コンテンツの種類2:ホワイトペーパー

ホワイトペーパーとは自社商品やサービスに関連する情報をまとめた資料のことです。

ホワイトペーパーを制作するメリットとして、サービスに関する詳しい情報や類似商品との比較によってユーザーの購入段階を興味→検討→購入と大きく進めることができます。

また、サイト上でメールアドレスを登録してダウンロードする仕様にすることでユーザーの連絡先も入手することが可能なため、そこからメルマガで顧客の育成を図るのも良いでしょう。

上記のようなメリットと同時に、それだけの情報量がある資料を作成する手間がかかる点には注意が必要です。

コンテンツの種類3:メールマガジン

メール

メールマガジン(メルマガ)は前述したホワイトペーパーのダウンロードやその他の手段で入手したアドレス宛にキャンペーン情報などを送ることで定期接触を図ります。

基本的にメール配信のみのため低コストで広いユーザーに情報提供できるというメリットがあります。

ただし、メールはそもそも見られないリスクがある点、アドレスの取得方法を別で考えなければいけない点などのデメリットも挙げられます。

デメリットも理解した上で自分の目的に合わせたメールを配信していきましょう。

コンテンツの種類4:SNS

SNSで自社アカウントを作成し、そこで発信される情報もコンテンツの一種です。

自社アカウント運用であれば通常の投稿としてタイムラインに流れるため広告感がなく、ユーザーにも受け入れてもらいやすいというメリットがあります。

また、TwitterやFacebook、InstagramなどSNSの種類によってユーザー層や発信方法も異なるためターゲティングもしやすいのが利点です。

情報が拡散されやすいのもSNSの特徴ですが、その分発信の仕方を間違えると炎上のリスクもあるためそこには気をつけましょう。

コンテンツの種類5:web広告

ターゲットを定める様子

ここまで紹介したコンテンツはほぼ無料で発信することができますが、有料のweb広告も選択肢の一つとして考えておくと良いでしょう。

  • 特定のキーワードで検索上位表示させるリスティング広告
  • 一度サイトを訪れたユーザーに表示させるリターゲティング広告

などの種類があり、これらも目的に合わせて使い分けていく必要があります。

広告のためもちろんお金がかかりますが、出稿すればすぐに効果が出やすいため他のコンテンツ制作と並行して進めると良いでしょう。

コンテンツの種類6:その他のコンテンツ

ここまで紹介したもの以外にも、商品やサービスの特徴によっては以下のようなコンテンツが効果的な場合があります。

  • 動画コンテンツ:YouTubeなどで商品のお試し動画などをアップロードすることでイメージをわかりやすく伝えられます
  • ウェビナー:コロナ禍でオンラインでのイベントも増えており、参加のハードルが下がっているコンテンツです
  • プレスリリース:企業の公式情報を記者や編集者に送る、あるいは配信代行業者を使うことでプレスリリースとして宣伝することができます

コンテンツの種類:トリプルメディアの考え方

コンテンツの種類について役に立つ考え方が「トリプルメディア」です。

  • オウンドメディア:自社で所有・運営しているメディア。ブログ記事のようにコンテンツを蓄積することでブランディングなどに活用できる。
  • ペイドメディア:広告費を払って出稿される広告全般。コストをかけられる体力のある企業に限られるが、短期間で効果を出すことができる。
  • アーンドメディア:SNSやクチコミ、インフルエンサーによる発信などユーザー発信で獲得されるもの。親近感があり共感を得やすい。

メディアは主に上記の3種類に分けられ、全てを合わせてトリプルメディアと呼びます。

ここで紹介したコンテンツは主にオウンドメディアに当てはまりますが、それだけでなくペイドメディアやアーンドメディアもうまく活用できているかを意識してみましょう。

コンテンツマーケティングにおける4つのポイント

何かを書いている様子

最後に、コンテンツマーケティングに取り組む上で気をつけたい4つのポイントを紹介します。

通常のwebマーケティングにも通ずる点ではありますが、特に発信する「コンテンツ」に関わりの深い部分をピックアップしてまとめています。

コンテンツマーケティングにおけるポイント1:ツールの活用

コンテンツの企画、作成、更新など全てのプロセスにおいて適切なツールを使えているか確認してみましょう。

基本的なツールとして以下のようなものがあります。

  • Content Management Systems(CMS):WordPressのようにコンテンツを管理するためのシステム。
  • Google Analytics(GA):サイト訪問者数、流入経路、サイトからの売上などのデータを確認できるツール。
  • Google Search Console(GSC):サイト訪問者の検索キーワードやサイトの検索表示順位などを確認できるツール。
  • マーケティングオートメーション(MA)ツール:顧客に適切なタイミング、内容でコンテンツを発信できるツール。

webマーケティングに使われるツールについてはこちらで詳しく紹介しています。

コンテンツマーケティングにおけるポイント2:外注する場合

コンテンツとして発信する情報は自社の商品やサービスに関わるもののため、詳しく知っている社内の人材によって制作されるのが理想です。

しかし、人手やノウハウといったリソース不足からコンテンツ制作を外注する場合もあるでしょう。

外注に頼る場合は以下の点に注意しましょう。

  • 基礎知識を身につける:目的を明確に伝えるためにも最低限の知識は必要となるため、webマーケティングに関して書籍やブログなどで学んでおきましょう。
  • 目的を明確にする:認知を広げたいのか、購入数を伸ばしたいのかなど達成したい目的を明確にして伝えましょう。
  • 費用の概算を知る:記事作成であれば数円〜数百円/1文字、サイトの全体設計も含めると数十万円〜/月程度かかることもあります。サイトの更新だけでも費用がかかる場合もあるので注意が必要です。

コンテンツマーケティングにおけるポイント3:ターゲティング

狙いを定める様子

コンテンツごとにどのような人をターゲットにしているのか確認してみましょう。

ターゲット外となる人にコンテンツが届けられてしまうと

欲しくもない商品の情報が流れてきて広告みたい・・・

このようなイメージを持たれ、「営業された」と感じてしまう可能性があります。

このターゲティングに成功したサイトの一つが「北欧、暮らしの道具店」です。

北欧雑貨を取り扱うECサイトですが、コンテンツとして雑貨の紹介記事も展開しています。

記事内で自然と商品が紹介されているため広告感がなく、読者の悩みや知りたいことにフィットしたコンテンツの好事例と言えるでしょう。

コンテンツマーケティングにおけるポイント4:コンテンツの内容

改めてコンテンツの内容に改善できる点はないか見直してみましょう。

  • コンテンツの質:文章は読みやすいか?サイトの構成は見やすいか?独自の調査などを含めたオリジナリティのある内容か?
  • コンテンツの量:ユーザーを惹きつけるのに十分な更新量か?記事の文字数は少なすぎないか?
  • キーワード:狙っているキーワードの難易度(人気度)は適切か?タイトルや本文内に適切に含まれているか?

コンテンツの質の高さによって知られているメディアが「サイボウズ式」です。

グループウェアの開発を行うサイボウズ株式会社によって運営されているメディアですが、自社製品の紹介ではなく会社やチームのパフォーマンス向上に関するコンテンツを展開しています。

働き方や会社そのものに関する独自の内容を発信することで、ITの知見が少ないユーザーや経営層などにも訴求できるようなコンテンツとなっています。

まとめ:コンテンツマーケティングの正しいやり方を身につけよう

虹色の風船に囲まれてハッピーな様子

いかがだったでしょうか。

この記事ではコンテンツマーケティングの概要や手順、核となるコンテンツの制作について紹介しました。

コンテンツマーケティングの始まりは、1895年にアメリカの農機具メーカーが雑誌で農業に関するノウハウを発信したものから来ていると言われています。

それから時代は流れ、GoogleやSNSの登場によりコンテンツマーケティングの主戦場はインターネットへと移ったと見ることもできるでしょう。

しかし、どのようなシーンであろうと「ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することで興味を惹きつけ、最終的に商品やサービスの購入につなげる」というコンテンツマーケティングの考え方は変わりません。

第一にユーザー目線であることを忘れずにコンテンツの企画や制作に携わっていきたいものです。

この記事がコンテンツマーケティングの理解や実際の取り組みにあたってのお役に立てば幸いです。

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